みなさん、こんにちは。
【サンドブラスト】って言葉は聞いたことがあるけど、実際にどんな事をしてるか知らない人が多いですよね。
実際にサンドブラスト加工ってどんな加工なのか解説していこうと思います。
サンド?ブラスト?っていったいどんなの?
サンドとはその名の通り『砂』になります。
ブラストとは『風』を意味します。
具体的にはコンプレッサーを用いて空気圧縮を行い研磨剤を混ぜたサンド(砂)をクリスタルトロフィーやアクリルトロフィーに吹き付けます。
細かい粒子がトロフィー表面に当たる事で、文字や絵を表現します。
物理的にガラスに傷をつける事でデザインを表現してるイメージですね。
どうやってデザインを表現するの?
Adobe(アドビ)社が提供しているグラフィックデザインツールIllustrator(イラストレイター)などのデザイン作成ソフトを使って『版』を作る為のデザインデータの作成を行います。
デザインデータが出来上がったら、実際にサンドブラスト用の『版』を作成します。
こちらのブルーの物が実際の『版』になります。
『版』は特殊な用紙に印刷したデザインデータを『版』用のシートに焼き付けます。
その後、特殊な液につけて加工場所(文字部分)を抜き取ります。
抜き取りが終えたら版の出来上がりです。
次は、出来上がった『版』をクリスタルトロフィーにマスキングしていきます。
版をノリで貼り付けた後、養生テープで加工を行わないガラス面を全て保護します。
この工程で手を抜いてしまうと、実際のサンドブラスト加工を行う時に、クリスタルガラスに傷がついてしまいます。
綺麗にマスキングが出来上がれば『サンド』を吹き付けていく作業に取り掛かります。
※サンドブラストは一般的にガラスの裏側から加工を行うため、『版』は反転させて貼付けます。
昔は部屋で直接サンドブラストを行っていたため、そこら中に砂が舞っている状態でしたが
現在は、画像のような箱の中で手だけを入れて作業が行えるので衛生的になりました。
コンプレッサーを用いて『サンド』を『ブラスト』していきます。
マスキングが付いていない部分に細かい粒子がぶつかる事でデザインを表現していきます。
サンドブラストを終えたら、マスキング、版を剥がし、付着している細かい砂を落とすと完成です。
完成した商品がコチラになります!!!!
これでサンドブラスト加工を行った商品の完成です。
とても綺麗に出来上がってますね。
細かい作業となりますので熟練の職人が一つずつ手作業で行っております。